中国、チャイルドシートで2兆円市場の可能性も

2022/06/3 10:10

2021年6月1日、中国では新たに改正された「未成年者保護法」が施行され、チャイルドシートに関する規定が盛り込まれ、未成年者の保護者に対して「チャイルドシートを設置し、未成年者が交通規則を守るよう教育するなどの措置」が義務づけられた。チャイルドシートの使用が国の法律に盛り込まれるのは、これが初めてだ。1年経った今、中国のチャイルドシート市場はどのように発展しているのだろうか。

中国は世界最大のチャイルドシート生産国だが、普及率や使用率が著しく低いのが現状だ。 WHOが発表した「2018年全球道路安全状况报告」( Global Status Report on Road Safety)によると、チャイルドシートの使用率は欧米では90%以上に達している。 しかし、中国自動車研究センターが発表した「2018年チャイルドシート使用白書」によると、自家用車を持ち学齢期の子どもを持つ中国家庭でのチャイルドシート保有率は、わずか7.32%、チャイルドシートを購入した家庭でも使用頻度は50%に満たず、先進国と比べても低い水準にとどまっていることが明らかとなった。

現在、チャイルドシートの設置は、中国の先進地域から全国に広がっており、西南・西北などの地域で加速している。 オンラインプラットフォーム購入データによると、2021年のチャイルドシートの購買層は、華東・華南エリアが58.66%と前年比25.41%増、西南・西北が12.92%とこちらも前年比24.13%増であった。

「中国チャイルドシート白書(2021年版)」によると自動車保有率、出生率、ひとりの子供における使用数、既存市場および潜在市場の使用率などの市場要因を総合的に計算すると、今後5〜10年で、中国のチャイルドシート産業は10〜20倍に成長し、市場規模は現在の50億元から1000億元(約2兆円)に拡大すると予想される。

(中国経済新聞)