中国の国産車「紅旗」、1-4月の販売台数が5割減

2022/05/31 19:25

2017年、中国の自動車メーカー「第一汽車」の社長に就任した徐留平氏は、自社ブランド「紅旗」を「中国で一番、世界でも有名な高級車とする」と宣言した。

「紅旗」はかつて、中国自動車界の誇りであった。第一汽車が1950年代に独自開発し、毛沢東など歴代の国の指導者に利用されていた。ところが、燃費やスピードに問題があり、1982年に製造中止となっていた。

しかし第一汽車は2013年に製造を再開し、6月17日から新ブランドの「H7」が王毅外務大臣の公用車として利用され始めている。

第一汽車は2018年1月、新車・紅旗の事業計画を発表し、販売目標について徐社長は、2020年に10万台、2025年に30万台、2035年に50万台にのせると述べた。

紅旗はそれから4年間で販売台数が63倍になり、奇跡とも言える成長を遂げた。しかし2022年にそれが暗転する。

第一汽車の決算を見ると、1-4月の販売台数は前年同期より約10%減って8.3万台、中でも紅旗は落ち込みが激しく、3月は前年比およそ50%ダウンとなる12380台、4月は69%も減って6812台というありさまである。

よって、年間40万台という販売目標の達成は難しくなった。コロナ対策の一環として、長春に5カ所ある車両工場が1か月以上も操業停止となったことが重くのしかかっている。

(中国経済新聞)