2022年以内に、上海市は燃料自動車のナンバープレート4万枚を追加発行し、国の政策に基づき乗用車購入税の一部を減免する。また、燃料自動車を電気自動車に買い替える個人消費者に対しては1万元(約19万円)の補助金が支給される予定だ。
5 月 28 日、上海市は「経済回復・活性化加速行動計画案」を発表し、上記の消費促進策を発表した。
上海市の自動車販売業務は、新型コロナウイルス対策のロックダウンが実施された3月30日から2ヶ月間停止しており、4月の新車販売はゼロであった。
上海にある多くの自動車メーカーが大きな損失を被っただけでなく、自動車を販売するディーラーも営業ができなくなり、損失を被った。また、新車販売が停滞すればするほど、ディーラーの経営が圧迫され、展示車もストックカーになり、同時に、大半の自動車が路上に出せなくなったことで、多くの自動車修理工場も困窮することになった。
中国自動車販売協会が発表した2020年のトップ100ディーラーの売上総利益のデータを見ると、新車販売が売上の76.2%を占め、税前利益25.5%に過ぎず、それに対して、アフターサービスの売上は10.3%で、税前利益は43.5%であった。 したがって、上海のロックダウンは、ディーラーや修理工場にとっては災難としか言いようがない。
上海では30年前から自動車ナンバープレートのオークション制度を実施しており、ナンバープレートを得るために、消費者はオークションに参加しなければならず、ナンバープレートの需要は常に高い。上海国際商品競売有限公司のデータによると、2021年の上海における個人用燃料自動車ナンバープレートの割当は合計13万5000枚で、月平均1万1000枚、平均取引価格は9万1800元(約175万円)、平均落札率は5%であることがわかった。
したがって、今回のナンバープレート4万枚の追加発行は、ナンバープレートオークションの収益を36億7200万元(約702億円)増やすだけでなく、上海市民の自動車購入を刺激し、上海の自動車消費市場の復活を促すことになる。
(中国経済新聞)