自動車を中心に中国の一大製造拠点となっている広東省は、ある程度の技能を有する人材が不足しており、産業の成長が滞っているほか、外資系企業では業務の拡大が難しくなっている。
広東省の人力資源・社会保障庁によると、技術者は年間およそ80万人育成しているが、必要とされる数はおよそ120万人で、40万人足りないという。
人力資源・社会保障庁は、5月27日午後に開かれた省内の人材育成に関する推進会議で、企業内での実習制度の本格導入措置として「新職人」制度を進めると発表した。
企業での技能向上計画を実施するため、大手企業100社および名門大学100校によるプラットフォームを形成し、政府による政策や資金援助、管理を通じて、企業側は基準や職務、指導者を、大学側は学生、教員、教育資源を提供し、人材の募集から教育、評価、採用まで「産業・教育・評価」という一体型の育成および輩出モデルを打ち立てていくものである。
(中国経済新聞)