中国の長江商学院の会計学教授の薛雲奎教授 は、5月24日上海のロックダウンに関するコストについて分析したレポートを発表した。同レポートによれば、上海でロックダウンを行った結果、わずか52日間ですでに2021年一年間分の工業生産総額を消費したという。
第七回の人口センサスによれば、上海の常住人口は560.9万戸、2488万人。就業人口は1303万人。上海統計年鑑によれば、上海非民営単位の労働者の平均給与は17万1884元(約327万円)、民営単位の労働者の平均給与は8万134元(約152万円)である。
4月1日から部分的に公共交通が再会した5月22日までの52日間ロックダウンが続いたとすると、直接管理にかかったコストは992億元(約1兆8919円)で、一日平均19.07億元(約363億円)かかっていたことになる。
間接的費用を計算すると、52日間で上海市がロックダウンに投じた金額は3.97万億元(約75.7兆円)にのぼり、一日平均763億元(1兆4551億円)となる。
薛雲奎教授によると、直接、間接のコストを合算して4.07万億元(約77.6兆円)となり、2021年の上海市全体の工業生産総額に相当するという。
(中国経済新聞)