中国外務省、米国の貿易戦争に「最後まで立ち向かう」

2025/04/8 16:29

4月8日、中国外務省は定例記者会見を開催し、米国が中国に対して50%の追加関税を課すと脅している問題について質問を受けた。外務省報道官の林剣氏は、米国の一連の行動を厳しく非難し、中国の断固たる反対を表明した。

林剣氏は次のように述べた。「米国が関税を乱用することは、各国の正当な権益を著しく侵害し、世界貿易機関(WTO)のルールを重大に違反するものです。これはルールに基づく多国間貿易体制を損ない、グローバルな経済秩序の安定に深刻な影響を与える、典型的な一方的主義、保護主義、経済的いじめです。このような行為は国際社会から広く反対されています。中国はこれを強く非難し、断固として反対します。」

さらに林氏は、貿易戦争や関税戦争に勝者は存在しないと強調した。「保護主義に未来はありません。中国は問題を起こすことはありませんが、恐れることもありません。圧力、脅迫、恐喝は中国と対話する正しい方法ではありません。中国は自国の正当かつ合法的な権益を守るために、必要な措置を講じるでしょう。もし米国が両国および国際社会の利益を無視し、関税戦争や貿易戦争を強行するのであれば、中国は最後まで立ち向かう決意です。」

この発言は、米国が中国に対してさらなる経済的圧力を加えようとする動きに対する中国の強硬な姿勢を示している。

(中国経済新聞)