2024年、重慶のGDPが広州を上回る、自動車産業が勝敗を決める

2025/02/1 08:30

2025年1月下旬、広州市と重慶市はそれぞれ2024年のGDPの成長率を発表した。広州の2024年GDPは前年比2.1%増の3兆1,000億人民元(約66兆1754億円)、重慶のGDPは前年比5.7%増の3兆2,200億人民元(約68兆3100億円)となった。 広州の2024年GDPは重慶に抜かれる。

広州と重慶は「柱産業」とみなされ、自動車産業もこのGDPの「勝者と敗者」の結果につながる。 両地域の統計局のデータによると、2024年、広州の自動車製造業の増加価値は前年比18.2%減少し、重慶のそれは前年比26.7%増加した。

2024年、重慶の自動車生産台数は前年比9.4%増の254.41万台で、そのうち新エネルギー自動車は前年比90.5%増の95.32万台で、全国の成長率を60ポイント近くリードした。

ここ数年、広州と重慶は中国の「GDP第4の都市」の座を激しく争っている。 中国国家統計局(NBS)によると、2019年から2023年まで、広州市のGDPは重慶市に2020年に約22億元遅れるだけで、残りの数年間は重慶市に23億元から263億元の差をつけて先行する。 両都市のGDPが3兆元近いことを考えれば、この差はごくわずかだ。

2023年のGDPランキングのトップ3は、上海(5兆1,404億元)、北京(4兆7,354億元)、深セン(3兆4,903億元)である。 広州と重慶は4位と5位である。

(中国経済新聞)