ファーウェイの三つ折りスマホ、受付開始から24時間で200万人以上が予約

2024/09/10 17:30

ファーウェイの端末部門は9月7日、新機種となる三つ折りスマホ「Mate XT」(非凡大師)について、この日12時8分から予約を受け付けると発表した。

値段は未公表で、スペックも商品ページで正式発表されていないが、オンラインのストアによると予約者の数は1時間で19万人を超え、24時間後に200万人以上となっている。

ファーウェイの公式ストアによると、MateXT はストレージ別に「16+512GB」と「16+1TB」の2タイプがあり、外観については赤系と黒系の2種類、背面のレンズは八角形で4つのカメラが備わり、レンズのふちや本体まわりはメタリックカラーである。

新機種は9月10日のファーウェイ発表会で本格披露され、値段も発表予定であり、9月20日10:08に正式発売の見通しという。

IDCによると、中国は2024年Q2の折り畳みスマホの出荷量が前年同期比104.6%増の257万台で、会社別シェアはファーウェイが41.7%でトップ、2位はvivoで23.1%、3位は栄耀で20.9%となっている。

ただし折り畳みタイプは、急激に出荷量を増やしてはいるものの、市場規模自体は小さい。トレンドフォース(TrendForce)の見積もりでは、2024年の全世界の折り畳みスマホ出荷数量は約1780万部で、スマホ全体の約1.5%程度という。

また、三つ折りタイプは画面を破損しないような造りである上、接続部に複合材質を使用していることから、かなりのコストが必要である。今回のファーウェイの新品の売値は、業界内では2万元(約40万円)以上と見ている。中古品アプリではすでに「高価買取り」というユーザーも出ており、上乗せ分はおおむね 1.5 万元(約30万円)となっている(現時点で売値は未公表であり、正式発表された値段に1.5 万元=約30万円前後を上乗せするとのこと)。

(中国経済新聞)