上海市で8月7日、いずれもコーヒーのチェーン店であるラッキンコーヒー、NOWWA COFFEE、パシフィックコーヒー、COSTA COFFEE、M Stand、一尺花園の6社が、個人情報の収集に問題があったとして、市の当局であるネットワーク安全情報化委員会と市場監督管理局から業務是正勧告を受けた。
当局側は今年5月、スターバックス、ラッキンコーヒー、Manner Coffee、McCafé、ティムズコーヒー、NOWWA COFFEE、COSTA COFFEE 、M Stand、Seesaw Coffee、niiice café、Peet’s Coffee、コッティコーヒーなど24のチェーン店で市内計3600以上の店を対象とし、各社の責任者を集めて「コーヒー販売時における個人情報保護」というセミナーを実施した。
一尺花園コーヒー
6月には「コーヒー販売場面における個人情報の違法な収集や使用事例の解析」を発表し、企業による消費者プライバシーポリシー同意の強制または黙認について、プライバシーポリシーの欠如、虚偽または不備、正確な位置情報の強制的または収集への度重なる誘導、携帯番号収集やアカウントフォローへの誘導、配信中止情報の未連絡、個人情報削除方法の未連絡といった問題について、事例を挙げて説明している。
最近の再調査の結果、ラッキンコーヒー、NOWWA COFFEE、パシフィックコーヒー、COSTA COFFEE、M Stand、一尺花園の6社について、改善が不徹底で「中華人民共和国個人情報保護法」の実行が不十分であることが分かった。市場監督管理局はこれに対し、消費者の権益を確保する有効な措置を講じ、「中華人民共和国消費者権益保護法」「中華人民共和国消費者権益保護法実施条例」を実行し、消費者の個人情報保護を守るという責任を履行するなと、法を守った正当な営業をするよう求めている。
当局側は6社への是正勧告に際し、プライバシーポリシーの欠如、虚偽または不備、正確な位置情報の強制的または収集への度重なる誘導、会員加入の強制や誘導、配信中止情報の未連絡などが存在していることを厳しく批判した。各社に対し、個人情報保護の義務を真剣に履行し、個人情報の処理は「最小限」かつ「連絡—同意」という原則を守り、プライバシーポリシーを明確化かつ整備し、個人情報は合法的に収集するようにと指示している。
(中国経済新聞)