3月の新エネ車小売り台数は69.8万台、前年比28%増

2024/04/6 17:30

中国乗用車市場情報連席会(以下「乗連会」)が4月3日に発表した3月1-31日の概算統計によると、乗用車の小売り台数は前年比7%増、前月比54%増の169.9万台で、今年1月からの累計は前年同期比13%増の484.1万台であった。また、乗用車メーカーの卸売り販売数は前年比9%増、前月比66%増の216.5万台で、1月以降の累計は10%増の556.5万台であった。

この中で新エネ車について、小売販売数は3月が前年比28%増、前月比80%増の69.8万台で、1月からの累計は前年同期比34%増の175.8万台であった。また乗用車メーカーの卸売り販売数は前年比33%増、前月比83%増の81.9万台で、1月以降の累計は前年同期比31%増の195.6万台であった。

乗連会はこれらの結果について、「自動車産業は中国経済を支え、けん引役と見られていることから、地方政府が一段と販売増へてこ入れを図るだろう。かき入れ時となる3月に入り、各メーカーがしのぎを削っている」と表明している。今年の3月は営業日数が2023年の23日間より2日間少ない 21日間であり、第1四半期として好スタートを切るべく各社とも販売を強化した上、年度の最終月として追い込みをかけた会社もあったことから、生産・販売とも前月を大きく上回った。

(中国経済新聞)