吉利、新型PHEVが年内に登場か 「満タン・フル充電で走行距離が2000キロ」と予告 

2024/03/31 07:30

消息筋によると、中国の民間自動車大手・吉利がPHEV(プラグインハイブリッド)プラットフォームの「雷神」で、満タン・フル充電で走行距離が2000キロメートル以上のタイプを打ち出すという。2L で100キロ走行という低燃費時代で、新たな「雷神」が年内に登場する。これについて吉利は、性能、燃費、スマート面などを業界トップレベルとし、世界最強のハイブリッド技術でいいクルマを、そしてスマート性のあるクルマを造り、一段と便利なものにすると表明している。

こうした自信は、PHEVにおける将来像に裏打ちされたものである。吉利が「雷神」を発表したのは2021年であり、43.32%にのぼる熱効率、世界最高の3速DHT Pro、40%以上の燃費節約率、トータルカバーのFOTAなど、ハイブリッド関連の6つの技術で、たちまちにして世界のトップに立った。性能、燃費、スマート性で世界をリードし、コア技術で日系車種を完全に上回って、世界のモデルになった。

さらに吉利は2023年、「雷神」からPHEVとスーパーターボモーターのLynk EM-Pを打ち出した。「雷神」は熱効率が44.26%にアップし、Lynk EM-Pは性能や走行距離、エネルギーを最高のものとして、様々な場面で気軽に対応できるようになっている。

さらに吉利は今、最新のハイブリッドエンジンで熱効率が46%を超え、認証機関である「中汽研華誠」の認証センターの「能効之星」を取得したとの情報もある。来年から本格生産し、業界で熱効率が最高のハイブリッドエンジンとなる。

吉利は3月20日に開催した「2023年度業績発表会」で、幹部が「ハイブリッドエンジンで世界最大規模、最先端技術の企業となり、世界の自動車業界に優れたハイブリッドシステムを供給する」と述べたと伝えられている。

(中国経済新聞)