シャオミグループ、第4四半期は売上高1.5兆円超、前年比10.9%増

2024/03/24 07:30

3月19日、中国の大手スマホメーカー「シャオミグループ」は上場先の香港で、2023年の売上高は前年比3.2%減の2709.7億元(約5.69兆円)で、第4四半期については売上高が前年同期比10.9%増の732.4億元(約1.54兆円)、調整後の純利益が同236.1%増の49億元(約1029億円)、スマートEVなど新たな事業の経費が24億元(約5039億円)だったと発表した。

また2023年のグループの調整後純利益は前年比126.3%増の193億元(約4052億円)、売上高は同3.2%減の2710億元(約5.69兆円)だった。スマートEVなど新たな事業の経費が年間で67億元(約1407億円)となっている。

さらにCanalysのデータとして、2023年のシャオミのスマホ出荷数量は引き続き3位を維持し、市場シェアは12.8%で、世界ランキングで3年連続でのベスト3となった。2023年12月は、全世界のアクティブユーザー数が過去最高となり、前年同期比10.2%増の6億4120万人に達している。2023年12月31日現在、シャオミのAIoTに接続しているIoT機器の数(スマホ、タブレット、ノートPCを除く)は前年比25.5%増の7億3907万台となった。

シャオミの研究開発費は前年比19.2%増の191億元(約4010億円)で、2023年12月31日現在の開発者の数は社員全体の53%となる17800人に達している。

スマホについて、シャオミは2023年、中国本土で4000~6000元(約8.4万円~12.6万円)の価格帯ではシェアが前年比9.2ポイント増えて16.9%となった。第4四半期はこの価格帯で販売台数がトップであり、シェアは28.2%に達している。また中国での平均価格(ASP)が前年比19%以上上昇して過去最高となった。

シャオミはまたAIoTについても、主な品種が国内外で好調だった。大型スマート家電は口コミも業績も前年を上回り、年間売上高は前年比40%近くの増加となっている。

(中国経済新聞)