中国4月新車販売は47%減,日系車も3割余減

2022/05/12 23:00

中国汽車工業協会が11日発表した最新の自動車工業の生産・販売状況によると、今年1-4月には、中国の自動車生産台数が前年同期比10.5%減の769万台、販売台数が同12.1%減の769万1千台となり、1-3月の増加傾向がストップした。ただ同期には新エネルギー車(NEV)が急速に増加する勢いを保った。

4月の生産台数は前月比46.2%減、前年比46.1%減の120万5千台、販売台数は前月比47.1%減、前年比47.6%減の118万1千台だった。

新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年2月以来、2年2カ月ぶりの大きな減少幅となった。電気自動車(EV)など新エネルギー車は44.6%増の29万台と高い成長を持続した。

中国政府が「ゼロコロナ」政策を徹底したため、上海など一部都市をロックダウンとなって、トヨタ自動車など日系大手も工場の操業中止やサプライチェーン(供給網)の乱れで生産と販売が落ち込んだ。

トヨタ自動車は9日、中国での4月の新車販売台数が前年同月比30.7%減の11万1100台だったと発表した。トヨタは3カ月ぶりに前年実績を下回った。合弁会社の「一汽トヨタ」が吉林省長春市で運営する乗用車工場が、都市封鎖により3月14日~4月30日に生産を止めた影響が出た。天津市や広東省広州市の合弁工場も部品不足のため生産調整を実施した。

日産は2カ月連続で前年実績を下回った。乗用車が43.4%減の5万8084台、小型商用車が56.6%減の1万1178台だった。同社も広州市の合弁工場などで部品不足による生産調整を余儀なくされた。

ホンダは7日、中国での4月の新車販売台数が前年同月比36.3%減の9万5216台だったと発表した。広州市や湖北省武漢市の合弁工場で生産調整を実施した影響により、2カ月連続で前年を下回った。