中国国営ニュースによると、2024年2月23日朝7時ごろ、江蘇省蘇州の工業団地内にある娄江自動車専用道路の高架区間で路面凍結による玉突き事故が発生、けがも出た。
江蘇省放送局によると、現場では100台以上が衝突して運転手や乗客が軽いけがをしたが、重傷者や死者はいなかったという。これまでのところ、保険加入車両がおよそ50台で通報済みが40台、保険会社が現場に駆けつけており、警察なども介入して事故査定をしている。
23日昼、蘇州市公安局工業団地支部の交通警察隊が、「今日7時ごろに蘇州工業団地の星塘陸橋唯新で多数の車が絡む追突事故が発生し、3人けがをして病院に運ばれ、6人が軽い擦り傷を負った。現場はすでに通常走行が可能となっており、事故原因について調査中である」と発表した。
この事故の後、ネットでは「蘇州高架区間」へのアクセス件数がトップとなった。ネットに公開された動画や画像を見ると、多数の車が追突して折り重なっている。一面車の海であり、別の車に乗り上げて大きく損傷している車もあった。
また、ネットで発表されたドライブレコーダーを見ると、市民や警察が事故処理をしている最中にスリップした車にはねられた様子も見えた。
揚子晚報によると、車で相城区に向けて出勤していたという蘇州工業団地に住む人の話として、「今日は高架を走っていた時に、いつもと違って道が滑るような感じがして、ブレーキも掛けられずハラハラして心臓が引き締まる思いだった。高架を下りた後は手に汗を握っていた」とのことである。
蘇州市の気象台は昨晚(22日)、「降水と気温の低下により、22日夜から23日午前にかけて高架区間や橋の上など、一部の路面で凍結の恐れがある。市の緊急管理局や気象台から注意を呼びかける」との情報を発表していた。
(中国経済新聞)