2024年は青龍の年と言われ、昔から「幸運、平安」といった意味が込められているほか、新たな生命への期待や輝かしい未来を託す年でもある。
中国国営テレビは、上海の各地の産婦人科医院で2月10日の午前0時過ぎに新生児が誕生した様子を伝えた。この日朝8時までに、復旦大学付属病院で9人の赤ん坊が生まれ、うち5人は安産だったほか、上海市第一婦嬰保健院の東西それぞれの病院で7人が誕生、うち6人は安産だった。
中国福利会の国際平和婦幼保健院奉賢院区産婦人部では、旧暦新年初日の午前1時47分、 3057gの女児が産声を上げた。同医院では新年最初の赤ん坊であり、この日朝8時までに男の子が3人、女の子が1人生まれた。
湖北省武漢でも、各地の産婦人科医院で年越しの前後に出産待ちの人が相次ぎ、0時35分には婦嬰東院区で新年最初の子供が生まれた。また山東省の第一医科大学付属済南婦幼保健院では、新年の鐘の音が再び鳴り響いた時に新しい命が誕生している。
中国では、辰年生まれは竜の伝達者とされ、子供の出産なども含めて縁起のいい干支であると言われており、この年に出産しようと前年から「子作り計画」を立てる夫婦がかなり多かった。中国人口学会の会長である中国人民大学の翟振武教授は以前に、「中国では辰年は特に縁起が良く、前回の辰年である2012年もちょっとしたベビーブームになった。よって、2024年は出生率が増えそうである」と述べていた。
(中国経済新聞)