1月のCPI前年比0.8%マイナス、豚肉価格17.3%減

2024/02/8 17:30

1月における中国の消費者物価指数(CPI)は、連休効果による消費需要の増加が続き、前年同月比0.3%上昇と2ヵ月連続の上昇となり、上昇率は前月比0.2ポイント拡大した。このうち、都市部の物価は0.3%、農村部の物価は0.2%上昇。食品価格は0.4%、非食品価格は0.2%上昇し、消費者物価は0.2%、サービス価格は0.4%上昇した。

1月のCPIは、旧正月を挟んだ前年同月比0.8%下落。そのうち、都市部は0.8%下落、農村部は0.8%下落、食品価格は5.9%下落、非食品価格は0.4%上昇、消費者物価は1.7%下落、サービス価格は0.5%上昇した。

1月、食品、タバコ、アルコール価格は0.3%上昇し、消費者物価指数に約0.09%の影響を与えた。寒波は春節と相まって消費者の需要を増加させ、生鮮野菜の価格は3.8%上昇し、CPIは約0.08%ポイント上昇。水産物価格は2.6%上昇し、CPIに影響を与え、約0.05%ポイント上昇した。卵の価格は1.5%下落し、CPIに約0.01ポイント影響。新鮮な果物の価格は0.5%下落し、CPIに約0.01ポイント影響した。

その他のカテゴリーに属する財・サービス、生活必需品・サービス、教育・文化・娯楽はそれぞれ1.1%、1.0%、0.7%の上昇、交通・通信、医療は0.1%の上昇、住宅は横ばい、衣料は0.3%の下落となった。

食品では、生鮮野菜の価格が12.7%下落。豚肉価格は17.3%下落し、その影響でCPIは約0.25ポイント下落、生鮮果物の価格は9.1%下落し、CPIは約0.21ポイント下落した。また卵の価格が6.4%下落し、CPIが約0.05ポイント下落、水産物の価格が3.4%下落し、CPIが約0.07ポイント下落した。

(中国経済新聞)