エヌビディア、中国のゲーム会社と提携しAIでデジタルヒューマンを作成

2024/01/12 08:30

アメリカの半導体大手エヌビディアは、コンシューマーエレクトロニクスショー(CES)の開幕を前にした1月8日、複数の主要ゲーム用チップを発表した上、中国のゲーム会社やEVメーカーと提携する方針を打ち出した。また、中国向けに製造したAIチップ3種類を今年の4月以降に出荷するとも称している。

さらにエヌビディアは、中国のゲーム会社であるmiHoYo、テンセント、ネットイースなどとともにAIでデジタルヒューマンを作成すると発表した。CESでは、生成AIでデジタルヒューマンを作成するプラットフォーム「エヌビディア ACE(Avatar Cloud Engine)」を披露した。ゲームやツール、ミドルウェアの開発者は、これにより生成AIモデルをゲームやアプリのバーチャル人間に組み込むことができる。

CESで発表された3種類のチップはRTX 4070 Super、RTX 4070Ti Super、RTX 4080 Superで、価格は599ドル~999ドル(約8.63~14.4万円)」である。エヌビディアによると、デルやレノボなどのパソコンに提供するという。

エヌビディアは2023年12月、アメリカ政府の輸出規制を守った形で、中国向けに先端ゲームチップの修正バージョン「GeForce RTX 4090D」を発表している。性能や効率、AIによる作図について「飛躍的に進歩した」といい、2024年1月から供与するとのことである。

エヌビディアは、今回発表の3種とRTX 4090Dの違いについて、「中国の商品ラインナップでは、RTX 4080 SuperはRTX 4090Dより下の存在になる」と述べた。また3種とも輸出規制に対応しており、中国への販売が可能であるという。

公開情報によると、RTX 4090 Dは値段が12999元(約26万円)で、アメリカ国内で販売されているRTX 4090とほぼ同額、また999ドル(約14.4万円)のRTX 4080 Superよりはるかに高価である。

エヌビディアによると、新たな一般用GPUチップは主にゲーム用であるが、AIアプリケーションにも使えるという。RTX 4080 Superでは、AIによる動画の生成の速さが旧タイプより150%スピードアップする。

(中国経済新聞)