中国、製造業PMI微減 需要不足が最大の障壁か

2023/12/17 10:30

中国国家統計局(NBS)は12月15日、11月のマクロ経済データを発表。主要経済指標はプラス基調に持ち直したが、先行指標をみると、11月の製造業PMIは49.4%で、前月から0.1ポイントの微減となった。 

中国国家統計局の劉愛華報道官は記者会見で、「これは一部の製造業が伝統的な閑散期に入り、市場の需要が不足していることと関係がある。ここ数カ月のPMI傾向から判断すると、中国経済は引き続き回復、変革、アップグレードの重要な時期にあり、最近のPMI傾向もこの段階の特徴を示している」と述べた。

第一に、企業は成長において強い自信を持っている。PMIのサブ指数から見ると、11月のPMIの生産指数は50.7%で、6ヶ月連続で基準値を上回り、企業の生産性も向上を続けている。11月の鉱工業生産データによると、指定規模以上の製造業企業の付加価値額は前年同月比6.7%増加し、前月から1.6ポイント上昇。 製造業の生産・営業活動に対する期待指数は55.8%で、前月比0.2ポイント上昇した。

第二に、企業の変革とアップグレードの勢いが増している。11月のハイテク製造業PMI指数は51.2%で、前月より2ポイント上昇。設備製造業PMIは51.6%で、前月より0.9ポイント上昇。構造的な観点から、ハイテク製造業と装置製造業は引き続き上昇すると見込まれる。同月の工業データの内訳を見ると、ハイテク製造業の付加価値は前年同月比6.2%増加、設備製造業の付加価値は9.8%増加し、伸び率は4.4%となった。

劉愛華報道官は、「これらの2つの特性から、製造業の回復と変革、そしてアップグレードが重要である」と述べ、続けて「しかし、経済は依然として回復過程にあるため、11月における新規受注指数が49.4%で前月から0.1%ポイント減少。これは、需要不足が、現在の製造業の回復と発展において大きな障害となっている」と述べた。

(中国経済新聞)