中国外務省の汪文斌副報道局長は11月30日の定例記者会見で、ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官が死去したことを受けて、習近平国家主席がバイデン米大統領に弔電を送ったことを明らかにした。
汪文斌副報道局長は、「キッシンジャー氏は中国人民の古き良き友人であり、中米関係の先駆者であり構築者でもありました。長年にわたり中米関係の発展を支持しており、中国を100回以上訪問し、中米関係の正常化に歴史的な貢献を果たしました。中国国民はキッシンジャー博士の心からの愛情と中米関係への重要な貢献を忘れません」と弔意を示した。
また「キッシンジャー博士は生前、中米関係を非常に重視し、両国と世界の平和と繁栄に不可欠であると信じていました。中国と米国は、キッシンジャー博士の戦略的ビジョン、政治的勇気、外交的知恵を継承・発展させ、サンフランシスコでの中米首脳会談で得られた重要な合意に基づき、相互尊重、平和共存、ウィンウィンの協力を堅持し、中米関係の健全で安定した持続可能な発展を推し進めるべきです」と強調した。
李強首相はキッシンジャー氏の遺族に、王毅共産党政治局員兼外相はブリンケン国務長官に、それぞれ弔電を送った。
(中国経済新聞)