武田薬品工業のグローバルメディカル、グローバルポートフォリオディビジョンのプレジデントであるラモナ・セケイラ氏は、 「武田グローバルから見て、中国は一段と重要な役割を演じるようになり、業績を牽引する重要なエンジンだ」と述べた。今後はアメリカに次ぐ世界2番目の市場になると見ている。
1781年創業で240年の歴史を誇る武田薬品工業は、2019年1月、アイルランドで希少疾患の製薬大手であるシャイアー社の買収を果たし、グローバル事業について腫瘍、消化、神経科学、希少疾患といった分野を焦点とする形へと改革している。その上で、血液製剤やワクチンの研究開発も進めている。