上海の北外灘国際航運フォーラムは記者会見で、中国は現在、100以上の国や地域と航路を開設し、所有する船舶の規模は世界で最も多い2.492億総トンであると発表した。
中国は現在、総合的な輸送体系で重要な位置を占める船運について、全輸送体系に占める貨物輸送量が16.9%、また貨物の回転量が53.5%となっている。また、貿易輸送における海運の占める割合は約95%である。
また中国は、港湾関連について、貨物取扱量およびコンテナ取扱量が何年も世界トップを維持している。世界の港で、貨物取扱量上位10か所のうち中国が8か所で、またコンテナ取扱量上位10か所のうち中国が7か所である。2022年は貨物取扱量が156.85億トン、コンテナ取扱量が2.96億台であった。
さらに中国は、河川部の貨物輸送量でも長らく世界トップを維持し、航行距離も世界最長である。このうち、長江の本流は輸送密度も輸送量も長年世界トップとなっているドル箱の航路である。2022年、中国の河川における貨物輸送量は44.02億トン、貨物の回転量は1.9兆トンキロとなっている。
中国はまたスマート化も展開しており、5700キロ以上にわたりデジタル航路マップが完成している。また自動化コンテナヤードは世界最多の16か所あり、さら10か所以上が建設中でその規模も世界最大である。
(中国経済新聞)