蔚来、初の自社開発チップ「楊戩」を10 月から量産

2023/09/24 17:30

中国EVメーカー・蔚来(NIO)のCEO李斌氏は、2023イノベーション技術デーである9月21日午前、自社で開発した LiDARチップを10 月から量産すると発表した。型番はNX6031で中国語名は「楊戩」、業界初の自社開発品であると称している。

蔚来のスマートハードウェアスタッフにより発表された「楊戩」は、8コア64スレッドという強力な計算機能を持つCPUを備え、8チャネル9bitのADCによりサンプリングレートは1GHzに達する。「ロス50%カット、遅延30%カット、クラウド処理能力 800 万/秒」を誇り、LiDARセンサーの原始データを速やかにキャッチする。

チップの開発スタッフが800 人になった、という李氏は、「チップ製造は、先進化のための先進化はダメで、コストも大切な部分だ。今回のチップで数百元(数千円~1万円あまり)節約できる」と述べている。

(中国経済新聞)