miHoYo、創業メンバー同士で会長交代 蔡浩宇氏から劉偉氏へ

2023/09/20 11:30

中国のゲーム大手「上海miHoYo網絡科技股份有限公司」が、資本金を約3.34億元(約67.7億円)から約3.17億元(約64.2億円)に減額した上、創業メンバーの1人である蔡浩宇氏が法定代表者および会長から退き、同じく創業メンバーである劉偉氏が後を継ぐことになった。

miHoYoは2011年に劉氏と蔡氏、それに羅宇皓氏の3人が共同で設立し、現在は蔡氏が持株率41%で筆頭株主であり、劉氏がそれに次ぐ22.6%を所有、羅氏は21.4%である。このほか杭州米芸投資が15%を所有している。

miHoYoは2022年、売上高が273.4億元(約5540億円)で純利益が161.45億元(約3272億円)、2022年末現在の純資産額は374.02億元(約7579億円)である。2022年の売上高はテンセントおよそ6分の1、網易(ネットイース)の3分の1余りで、業界関係者によると売上面では中国ゲーム産業のトップグループ入りを果たしたという。

miHoYoで最近特に人気を集めているのは、二次元モバゲーの「原神」であり、Sensor Towerが2023年1月に発表したデータによると、2020年9月の配信以来、スマホアプリの売上高が40億ドル(約5915億円)を超えている。これを国別に見ると、中国が14億ドル(約2070億円)、日本が9.6億ドル(約1420億円)、アメリカが8.6億ドル(約1272億円)となっている。

さらに2022年4月には、「原神」から4年ぶりとなる目下最新の「崩壊:スターレイル」を発表した。Sensor Towerによると、2023 年 7 月現在における全世界での売上高は5億ドル(約739億円)に達している。

(中国経済新聞)