9月18日、中国国家統計局、科学技術部、財政部が共同で発表した「2022年科学技術投資国家統計公報」によると、2022年の中国の国家研究実験開発(R&D)の投資総額は前年比10%増の30兆7829億元(約62兆3700億円)に達した。
中国国家統計局社会科学文司の統計学者、張啓龍氏は「中国の研究開発費が1兆元(約20兆2600億円)から2兆元(約40兆5200億円)に増加するまでに8年、2兆元(約40兆5200億円)から3兆元(約81兆400億円)に増加するまでに4年と、近年の中国におけるイノベーション主導型発展戦略の効果を十分に反映している」と述べた。
張氏は続けて「投入原単位では0.11ポイント上昇しており過去10年間で2番目に高い水準となった。中国の研究開発投資原単位は世界13位で、EU(2.2%)とOECD諸国(2.7%)の平均レベルの間に位置し、OECD諸国との差はさらに縮まっている」と述べた。
地域別では、広東省が4411億9000万元(約8兆9400円)、江蘇省が3835億4000万元(約7兆7700万円)、北京市が2843億3000万元(約5兆7600万円)、浙江省が2416億8000万元(約4兆9000万円)、山東省が2180億4000万元(約4兆4200万円)、上海市が1981億6000万元(約4.01兆円)、湖北省が1254億7000万元(約2兆5400万円)、四川省が1215億7000万元(約2兆4,600億円)、湖南省が1175億3000万元(約2兆3800億円)、安徽省が1152億5000万元(約2兆3400億円)、河南省が1143億3000万元(約2兆3200億円)、福建省が1082億1000万元(約2兆1900億円)となった。
(中国経済新聞)