中国、8月のテレビ販売台数は上位7社で計275万台 シャオミは2位に後退

2023/09/11 08:40

2023年8月、中国でのオンラインによるテレビの小売台数(Tiktok、快手などコンテンツECを除く)について、洛図科技(RUNTO)のデータによると、去年の同じ時期より20%以上ダウンし295万台前後となっている。

このうちシャオミ、ハイセンス、TCL、スカイワース、長虹、ハイアール、康佳(KONKA)の上位7社およびそれらの子会社の出荷台数合計が、およそ275万台となっている。

ハイセンスは子会社のViddaも含めて60万台をやや上回ってトップに立ち、シャオミ(紅米を含む)はほぼ60万台で2位に後退した。

ただシャオミは、上半期全体の出荷台数は400万台弱で、マーケットシェアも23.3%でトップを維持した。また年間ベースでも4年連続でトップとなっている。

8月の出荷台数3位はTCL(子会社の雷鳥を含む)でおよそ58万台、4位はスカイワース(子会社の酷開を含む)でおよそ57万台であった。

以上の結果から、8月は上位4社についてはかなり拮抗していたことが分かる。また、各社とも100インチサイズに力を入れており、これから参入する事業者からすれば糸口になりそうである。

これ以下の3社である長虹、康佳(KONKA)、ハイアールの8月の出荷台数合計は、前年同月比32.4%減のおよそ37万台で、合計マーケットシェアは15%以下である。

このほか、ファーウェイは前年同月比-30%前後と大幅ダウンが続き、外資系上位4社のソニー、サムスン、フィリップス、シャープは合計およそ10万台前後で同じく前年同月比-30%、マーケットシェア合計は5%以下となっている。

(中国経済新聞)