中国の情報通信機器大手「華為技術（ファーウェイ）」は9月3日、ファーウェイMate 60シリーズの全面的な販売を開始した。中国メディア「澎湃新聞」によると、9月4日の時点で各地の旗艦店にはMate 60の予約に来た人たちが列を成しており、商品の受け取りは1～2週間後となっている。
ファーウェイは8月29日午後12時08分、オンラインストア限定で新型スマートフォン「HUAWEI Mate 60 Pro」の販売を開始。販売価格は、RAM12GB・ストレージ256GB版が6499元（約13万円）、RAM12GB・ストレージ512GB版が6999元（約14万円）、RAM12GB・ストレージ1TB版が7999元（約16万円）。電波のない場所でも、衛星電話により通話することができる世界初の大量生産スマートフォンとして発売前から注目されており、オンライン販売開始後、短時間で完売となっていた。
広州市の旗艦店のスタッフは、「現時点で店舗に届いているのは約70台。予約数は200件以上に達しており、その数は日に日に増えている」と述べた。北京市の旗艦店では、1日に約150人の新規予約があり、夜10時の閉店時でも店内には多くの客がいる状況が続いている。ファーウェイの旗艦店では、現在Mate 60の購入を1人1台までと制限している。また予約時には保証金として1,000元を支払う必要があり、商品を受け取る際に返金されるシステムとなっている。
（中国経済新聞）