中国、バスターミナルが相次ぎ廃止 「用地の総合開発を支援」と交通省

2023/08/26 21:00

中国は今年に入り、各地でバスターミナルが相次ぎ廃止されている。これについて中国交通運輸省は8月24日、「用途の転換を急ぎ、新たな情勢でバス輸送業界の健全で秩序ある発展を進めていく」と答えている。

8月24日午前に行われた中国交通運輸省の月次記者発表会で、運輸サービス局の韓敬華副局長は記者の質問に対し、「バスターミナルはバスの輸送サービスを行う大切なインフラであり、長年に渡り市民の足を確保する上で大変重要な役割を発揮してきた」と述べた。

また韓副局長は、他の10部門とともに作成した「バスターミナルの転換に関する通達」に沿って、観光ターミナルの設立や観光地直行バスのネットワーク整備、通信販売や宿泊業、自動車アフターマーケットなどの普及を支援すると説明した。また、国土整備計画を満たし、バス輸送の基本サービス機能を維持した上で、ターミナルの用地を総合開発し、公益性サービスの実施などに向けて地元政府が資金援助したり、余剰職員の配置転換や再就職を支援したりしていく。

専門家によると、「バスターミナルはこれまで、旅客を集めて規定に沿って構内で切符を販売していたので、旅客の移動距離が大きく伸びた。ただ、マイカーや高速鉄道、飛行機など、もっと便利で効率もよく安全な交通手段が普及していったことで、大型バスなど道路の乗り物を利用する人がかなり減っていった」と述べた。ただこの専門家は、「経済力が弱く交通手段の進歩が遅れている地方では、都市部と農村部との移動や、他地域に行く際の中・長距離の足といった需要が今でも存在している」とも述べている。

(中国経済新聞)