中国の電気自動車(EV)メーカー小鵬汽車(シャオペン)の第2四半期赤字は市場予想を上回り、米国株は一時8%以上下落した。
小鵬汽車は8月18日、2023年第2四半期決算を発表した。決算報告によると、今年第2四半期の小鵬汽車の売上高は前年同期比31.9%減の50億6,000万元(約1,009億円)、純損失は前年同期比3.8%増の28億元(約558億8,600万円)となり市場予想を上回った。粗利率の面では、小鵬汽車の2023年第2四半期の自動車粗利率は-8.6%で、2022年同期の-9.1%、2023年第1四半期の-2.5%となった。
小鵬汽車の共同創業者である何小鵬CEOは「第2四半期、小鵬汽車は2万3,200台の新車を納車した。第3四半期には3万9,000台から4万1,000台の新車を納車する予定で、第4四半期には月2万台の納車目標を達成する。また9月にはG6モデルの納車台数が大幅に改善され、同社の月間納車台数は1万5,000台を超える見込みだ」と述べた。
その他にも小鵬汽車は7月26日、ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン)と長期的な戦略的協力を強化すると発表。フォルクスワーゲンは約7億ドルを投資する予定で、提携の初期段階として、両者は共同で中国市場向けに2車種の中型セグメント電気自動車(EV)を発売する。この2車種は小鵬G9モデルプラットフォームをベースとして、小鵬汽車のADAS(先進運転支援システム)を搭載、2026年に量産を開始する予定だ。
(中国経済新聞)