国際原油価格の上昇に伴い、化学品価格も上昇している。スチレン、液化石油ガス、その他いくつかの化学品種の主な先物価格は、7月に16.6%と11.7%上昇した。
国家統計局(NBS)が8月9日に発表したデータによると、7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.3%低下、2021年3月以来のマイナス成長となったが、PPIの前年同月比と前年同月比の低下幅は縮小した。
具体的には、2023年7月のメーカー出荷価格は前年同月比4.4%下落、前年同月比0.2%下落、下落幅は前月より1.0ポイント縮小。メーカー購買価格は、前年同月比6.1%下落、前年同月比0.5%下落した。
その中で、採掘業の価格が14.7%下落、原材料業の価格が7.6%下落、加工業の価格が3.8%下落、化学原材料の価格が13.3%下落、燃料と電力の価格が12.2%下落、鉄鋼材料の価格が8.1%下落、建設材料と非金属、農業と副業製品の価格が5.6%下落、非鉄金属と電線の価格が5.6%下落した。
メーカー購買価格、建設資材・非金属価格は1.9%下落、化学原料価格は1.5%下落、燃料・電力価格は1.4%下落、鉄鋼材料価格は0.3%下落、農産物・副産物価格は0.1%下落、非鉄金属材料・電線価格は0.3%上昇した。
中国で金融機関向けにITサービスを手掛ける上海通聯金融服務のデータによると、7月のPTA、メタノール先物価格は8.16%、3.1%上昇、スチレン、LPG(液化石油ガス)先物価格は16.6%、11.7%上昇した。
(中国経済新聞)