州大学、残業手当を求めた部下に上司が「減給」などとパワハラ

2023/08/7 20:30

8月5日、鄭州大学設計院で、ある女性上司が、労働法に基づき週末は休みたいと求めた男性職員の訴えを拒否した上、休んでも構わないなどと答えた。この口論を録音した8分間余りの音声がネットに公開されている。この上司は辛辣であり、職員が月給2000元(約4万円)では苦しいので残業時には手当てが欲しいと言った際に、それなら減給するなどと言った。さらに、会話が録音されていることを知って携帯電話を奪い取ろうとした。

この音声が拡散されてたちまち、教育業界の関係者が次々と自らの経験を訴え始め、「教職は楽に見えるが仕事はとても面倒である上、しょっちゅう上司から指示を受けて急遽残業を命じられる。それが当たり前になっている」などと恨みのコメントを発表した。

「当たり前ではあるが決して正しいことではなく、この女性上司はあまりにも横暴」、とのコメントが殺到している。「法定休日にただで残業させたり、減給などと言って職員を脅したり、さらには『労働法』さえ無視している。大学のリーダーにあるまじき発言だ」としている。

このような強いバッシングを受けた鄭州大学は8月6日、「この件について担当者より調査を始めており、結果は公式に発表する」と表明している。

(中国経済新聞)