フォーチュン誌が8月2日に発表した世界の売上高ランキング上位500社を見ると、全社の売上高合計は前年より8.4%増えておよそ41兆ドル(約5811兆円)、また最下位(売上高が最低)でも前回の286億ドル(約4.05兆円)から309億ドル(約4.38兆円)に増えている。ただ世界経済の減速により、全社の純利益額合計は6.5%減っておよそ2.9兆ドル(約411.06兆円)であった。
この中でテクノロジー系企業の顔ぶれを見ると、去年2位だったアマゾンが4位に、アップルが同じく7位から8位に後退している。
中国のテクノロジー企業の上位を見ると、鴻海精密(27位)、京東(52位)、チャイナモバイル(62位)、アリババ(68位)、ファーウェイ(111位)、チャイナテレコム(132位)、テンセント(147位)などが並ぶが、軒並み順位を落としている。ファーウェイは15ランクダウンして100位以下となり、去年266位だったシャオミは94ランク落ちて360位、またランク入り常連だった白物家電大手のグリーは圏外に去っている。一方で先進製造業の立訊精密(ラックスシェア)が初のランク入りを果たした。
IT企業で500強入りを果たしたのはアマゾン、Alphabet、京東、アリババ、Meta、テンセント、美団、Uberの8社で、米中両国で4社ずつであった。ただし、初のランク入りを果たした美団とUberを除く6社を見ると、Alphabetが前年と同順位だったほかはすべてランクダウンしている。
(中国経済新聞)