上半期の中国海洋総生産、約93兆3691億円 海洋経済は回復傾向続く

2023/08/5 17:00

自然資源部は8月4日、今年上半期の全国海洋経済について報告した。統計によると、今年上半期の海洋総生産は前年同期比6.0%増の4兆7000億元(約93兆3691億円)、成長率は第1四半期を0.9ポイント上回り、回復傾向が続いている。

今年上半期、国内水産物の生産量は前年同期比4.6%増加し、そのうち海洋養殖の生産量は前年同期比5.1%増加した。全国の海洋原油は前年同期比5.1%増、海洋天然ガスの生産量は前年同期比7.2%増加した。

三大造船指標の新造船受注量は前年同期比38.1%増、新造船建造(竣工)量は前年同期比25.5%増となった。海上貨物輸送量は前年同期比9.8%増の22.0億トン、海上旅客輸送量は前年同期比130.5%増加し、増加率は第1四半期に比べ42.7ポイント加速した。

海洋観光市場も回復を続けている。アンケート調査によると、海洋観光企業の8割近くが第1四半期から10%の増益となった。ゴールデンウィーク、端午節の休暇期間に広東省、江蘇省などの沿岸地域では、観光収入が2019年を大幅に超えた。

同報告によると、今年上半期、中国の海運輸出入総額は前年同期比1.0%増加。そのうち、輸出は前年同期比2.5%増、輸入は前年同期比1.2%減少した。水産物の輸出入はまちまちで、水産物の輸出入は前年比9.2%増。うち輸出額は前年比6.3%減、輸入額は前年比30.0%増。船舶の輸出入は前年比8.6%増。うち輸出額は前年比14.5%増、輸入額は前年比67.7%減となった。

(中国経済新聞)