EVEエナジーは3日夜、業績予想を発表し、上場会社の株主に帰属する2023年上半期の純利益が前年同期比50%-65%増の約20億3,900万~22億4,200万元(約405億4112万円~445億7733万円)になると予想した。業績変動の主な要因として、エネルギー貯蔵用電池の継続的な改善と安定的な生産により、エネルギー貯蔵市場の急拡大する需要に対応し、収益規模が倍増したことがあげられる。動力電池については、乗用車分野での生産能力の向上、新規顧客の開拓と事業の順調な進捗が増収をもたらした。
「恵州億緯鋰能(EVEエナジー)」は、2001年に設立。主に民生用電池(リチウム電池、小型リチウム電池)や駆動用電池(新エネルギー車用電池、蓄エネルギー電池)の開発・生産・販売を手がけている。
2009年には深セン証券取引所の創業板(チャイネクスト)へ上場。2009年には「広東省科学技術一等賞」を受賞し、国家重点ハイテク企業に認定され、創業以来、急速な発展を遂げている。昨年末に韓国の市場リサーチ機構により発表されたSNEResearchによると、2022年10月の時点で全世界におけるEV用車載電池のシェアー率において第10位にランクイン。これからの更なる成長が期待されている企業だ。
(中国経済新聞)