7月28日に行われた中国外務省の定例記者会見で、「アメリカの政府当局者の話として、今年の末にアメリカで行われるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の非公式会議で、制裁を理由に香港の李家超行政長官を招待しないと報じられた。これに対してどうコメントするか」との質問が出た。
中国外務省の毛寧報道官は、「周知の通り、APECの議長国は全加盟地域の代表を参加させる責任と義務がある。李家超長官を含む中国人に対するアメリカの不当な制裁は、国際関係の基本ルール著しく反したいじめ行為である。これを理由に香港の行政長官をAPECに参加させないのは重ねた誤りであり、APECのルールに違反し、主催者の約束に背くものだ。中国は強い不満と断固とした反対を表明し、厳正な申し入れを行った」と述べた。
毛報道官は、「アメリカに対し、直ちに誤ったやり方を改め、李家超長官など香港政府関係者への制裁を解除し、APEC議長国としての責任を履行し、慣例に従い李家超長官を招待し、香港も含めたAPECのすべてのメンバー代表が参加できるようにし、APECの団結や協力を破壊しないよう求める」と強調した。香港がAPECに参加する正当で合法的な権利を断固として維持するとしている。
(中国経済新聞)