中国最大のゲームショウ「ChinaJoy2023」(中国国際デジタル・インタラクティブ・エンターテインメント博覧会)が7月28日、上海で開幕した。今年は「20年の一体感、今更なる精彩を放つ」をテーマに7月28日から31日まで上海新国際博覧センターで開催される。
同博覧会は2004年から始まり、今では世界最大かつ最も影響力のあるエンタメ業界のイベントの1つとして知られている。今年は、中国国内から約500社、そして22の国と地域からクアルコム、ソニー、バンダイナムコ、DeNA(ディー・エヌ・エー)、AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)、サムスンなど100社以上のグローバル企業が参加する。
上海市党委員会宣伝部の王亜元副部長は、博覧会に先駆けて7月27日に開催された2023年中国国際デジタルエンターテインメント産業会議(CDEC)で、「『2022-2023年上海ゲーム出版産業報告』によると、国内で1000万元(約1億9400万円)以上の売上があるモバイルゲームのうち、4本に1本は上海で開発されている。また上海は、中国の改革開放の先駆者、海外文化交流の窓口でもあることから、中国のオンラインゲーム産業において最も影響力を持つ都市の1つに数えられています」と述べた。
同会議では、中国音響デジタル協会第一副理事兼ゲーム工作委員会委員長の張毅君氏が、「2023年1-6月中国ゲーム産業報告書」を公表。そのなかで、中国のゲーム人口が過去最高の6億6800万人に達したと発表した。また、国内ゲーム市場の今年上半期における売上高は、前年同期比2.39%減の1442億6300万元(約2兆8260億円)で、前月に比べ22.2%の増加となった。
(中国経済新聞)