チチハルの中学校体育崩落事故、11人が死亡

2023/07/26 08:30

黒竜江省チチハル市は7月24日夜、第三十四中学校の体育館で発生した崩落事故について記者発表会を開いた。

7月23日午後は、学校の女子バレーボール部のコーチ2人と部員17人が体育館内で練習していた。14時56分、体育館の屋根が崩落したとの通報を受けたチチハル市の消防救援隊が直ちに現場に駆け付けたところ、部員4人は自力で脱出していたが15人が生き埋めになっていた。

19時間に及ぶ救助活動の末、24日午前10時現在で15人全員が見つかった。このうち4人は命に別条がなかったが、6人は手当てを施すも死亡、また5人がすでに心肺停止状態であり、蘇生を試みたが死亡が確認された。

建築関連の専門家による事故原因の調査結果として、体育館に隣接する教育棟の建設中に作業員が体育館の屋根に不法に置いていた資材のパーライトが、降り続く雨を吸って重くなり、屋根が重みに耐えきれなくなって崩落に至ったという。現在、公安機関がすでに教育棟の工事業者の責任者に対して身柄を拘束し、刑事措置を講じている。

(中国経済新聞)