中国バスケットボール協会（CBA）は7月24日、米プロバスケットボール協会（NBA）のティンバーウルブズに所属するカイル・アンダーソン（Kyle Anderson）が中国国籍を取得したと発表した。

CCTV-5（中国電視台のスポーツ専門チャンネル）は今日（25日）午前、8月25日（金）から9月10日（日）まで開催される「FIBAバスケットボール・ワールドカップ2023」で、中国代表としてカイル・アンダーソンの出場が決定したと報じた。

中国男子バスケットボール代表を強化するため、中国バスケットボール協会は以前からカイル・リーの帰化を目指していた。 カイル・リーは1993年9月20日、米ニュージャージー州フェアビュー生まれで、曽祖父が中国人だとされる。 2014年NBAドラフト1巡目30位でサンアントニオ・スパーズに指名されチームの重要なローテーションプレーヤーとして活躍。2018年からはメンフィス・グリズリーズへ移籍、2022年にはミネソタ・ティンバーウルブズと契約した。今季はレギュラーシーズン69試合に出場し、1試合平均9.4得点、5.3リバウンド、4.9アシストを記録、スリーからのシュート率は41%、フィールドからのシュート率は50.9%だった。

リー・カイルは以前、家族を訪ねて母親と中国に帰国したことがあり、その時の経験が彼の人生における重要な一部となったと語っている。また、中国代表としての出場は、彼の母親の希望によるところが大きいとされる。

（中国経済新聞）