中国で通販商戦の「618」セールに際し、6月初めから大手通販サイトの間でスマートフォンやPCなどの売上データがスポットを浴びている。
京東のデータによると、「618」セール中、スマホではやはりアップルが他を圧倒し、取引額はまたも100億元(約1974億円)を超えた。2位以下はシャオミ、栄耀(Honor)、OPPO、vivo、ファーウェイの順となっている。
アプリ「快手」では、セール中のスマホの注文量は前年同期比で67%増、アンドロイド版スマホのGMVは同じく283%増であった。ブランド別ランキングではファーウェイ、シャオミ、iQOO、vivo、アップル、栄耀、OPPOの順であった。Tiktokは3C品目についてデータを公表していないが、人気度はアップルやアンドロイド系大手の後塵を拝した。
スマホについて、一部各メーカーの公表では増加傾向を示したが、業界全体で見ると伸びは減速している。また市場全体の動きを見ると、「黄金時代」と比べてすでに半分近くまでダウンしている。
中国のスマホ出荷台数について、Counterpointのデータによると、2016年は全世界の1/3近くを占める4.65億台であったが、2022年には2.8億台以下となり、今年はさらに減りそうである。
こうした中で、折りたたみスマホなど一部の分野では光明も見えている。京東のデータによると、折りたたみスマホの取引量は前年の4倍以上、ゲーム用スマホは200%以上の増加を果たしている。
(中国経済新聞)