寧夏自治区銀川市で焼肉店が爆発、31人死亡

2023/06/23 17:15

6月21日20時40分ごろ、寧夏回族自治区銀川市興慶区の民族南街にある焼肉店「富洋」で、作業室にあった液化石油ガス(ボンベ)が漏れて爆発し、31人が死亡したほか、7人がけがをし手当てを受けている(重傷1人、中度のやけど2人、軽症2人、ガラスによる負傷者が2人)。

地元の公安局や消防部門の調書によると、119番に通報した店員の話では、事故発生の1時間ほど前に店  側がガス漏れのにおいに気づき、ボンベのバルブが壊れているのを発見した。店の調理場担当がバルブを買いに行き、戻って交換している最中に爆発したという。消防隊が車20台を用意し102人が現場に駆け付け、22日4時まで救助活動が行われた。

公安部門は、この店の店長やオーナー、スタッフなど9人を拘束した上、財産を凍結した。

この事故について習近平総書記は、負傷者の治療と遺族のケアに全力を尽くすようにとの重要指示を発した。また国家衛生健康委員会が直ちに現地の緊急医学救援隊を派遣してけが人の救護に当たらせたほか、医療救急局の責任者がやけどや重症の政府級専門家とともに銀川に赴くなど、国を挙げての対応に当たっている。

(中国経済新聞)