中国アニメ映画『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)』、第2作目の制作がついに始動

2023/06/21 15:56

中国国家電影局が発表した「2023年5月の全国映画脚本の申請・公示に関する通知」によると、中国全土で73本の映画の申請手続きが行われ、その中には中国アニメ映画『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来2』の名前も含まれていた。

『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)ぼくが選ぶ未来』は、中国のアニメ監督MTJJと寒木春華スタジオが制作したアニメ作品で、2011年から中国の動画サイトで配信が始まり、2019年には映画化され興行収入3.15億元(約49億円)の大ヒットを記録した。日本でも同年9月から字幕版が小規模公開されて話題を博し、2020年11月からは日本語吹替版が日本全国で公開、興行収入5億円を突破するヒットを収めた。

本作は、人間と妖精が共生する現代社会を舞台に、猫の妖精・羅小黒(ロシャオヘイ)が人間たちの自然破壊によって居場所を失い、安心して暮らせる場所を求め旅に出る物語。主人公のロシャオヘイを始め、植物を操るフーシー、氷の能力を持つシューファイ、火の能力を持つテンフーなど色々な妖精たちが出てくるのも魅力だ。

今回発表された国家電影局の通知によると、シリーズ第2作目『羅小黒戦記2』の脚本は第1作目と変わらず彭可欣氏が担当。「主人公のロシャオヘイは、師匠のムゲンと村で平和に暮らしていた。だが2年後、妖精の集う館が突然襲撃され、2人はこの予期せぬ試練に立ち向かうことに。思いがけない敵を前に、2人はどのような選択をするのか・・」と第1作目のその後を描いた作品となっている。

まだ公開日は決定していないが、今から待ち遠しいファンは多いのではないか。

国家電影局の通知詳細:

https://www.chinafilm.gov.cn/dybalxgs/202306/t20230619_718021.html

(中国経済新聞)