上海国際映画祭、菊地凛子さんが最優秀女優賞を受賞

2023/06/18 22:26

今月9日より開催されている「第25回上海国際映画祭」は17日に最終日を迎え、最優秀女優賞に菊地凛子さんが輝いた。

菊地さんが主演を務める映画『658km、陽子の旅』は、引きこもり孤立していた42歳の陽子(菊地凛子)が、長年断絶していた父親の葬儀のため郷里の青森県弘前市に渋々帰るところから物語が始まる。そして父親の出棺が明日に迫る中、心温かい人たちとの出会いによって若き父の幻が蘇り、陽子の父親に対する思いにも変化が・・。旅を通して繰り広げられる人と人との交流により私たちも解きほぐされていく心温まるロードムービーとなっている。

本作は最優秀女優賞以外にも、最優秀作品賞、最優秀脚本賞を受賞しており、上海国際映画祭で3冠に輝く快挙を成し遂げた。

菊地さんは受賞式で「初めて上海に来させていただいて、こんな素敵な賞をいただいて本当に嬉しいです。20年前に拾っていただいた熊切監督の作品で賞をいただけて大変嬉しく思います。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。そして司会者から「夫の渋谷将太さんはチェン・カイコ―監督の作品で主演を演じたことがありますが、菊地さんも中国の映画に出演したいと思われますか」との質問に対し、「子供の頃から中国の映画を見て育ってきましたし出てみたいのですが、挨拶ですら中国語は難しいので、今から勉強します」と話し、会場は拍手に包まれた。

熊切和嘉監督作『658km、陽子の旅』は7月28日より、ユーロスペース、テアトル新宿ほか全国で順次公開される。

(中国経済新聞)