「2023年第7回世界ドローン大会兼第8回国際ドローン展覧会」が6月2日、広東省深センで開幕した。今回は100以上の国・地域から業界の専門家、学者、実業家など1万人以上が参加し、ドローンの先進技術など36のセッションが設けられた。
6月3日には、深センのハイテク産業拠点・南山区で開催された低空経済促進会議で、世界初の有人電動垂直離着陸機が公開された。このドローンは、深セン幽浮飛蝶科技有限公司の製品で、電源、パワーモーター、飛行制御の面から、冗長性を確保し、水面着陸を実現させた。
現在のところ、主に観光や広告などで使用されており、特許も取得している。飛行時間は最大15分、高度200m、最大水平飛行速度は50km/hで、自動操縦モードと手動操縦モードの切り替えも可能だ。
深セン市南山区は「世界のドローンの都」と称され、電子情報産業の国家革新エリアとして、完璧な「ハードウェア能力+ソフトウェア能力+サプライチェーン能力+ソリューション能力」がドローンの発展に強力なサポート保証を提供する。同区には完全なドローン産業システムがあり、数多くのドローン企業がある。ドローン産業チェーンは電子情報、人工知能、モノの物流など関連産業を含み、同区のドローン産業の生産額は2022年に550億元(1兆852億円)を超えている。
(中国経済新聞)