中国の新エネ車メーカー「理想汽車」(Li Auto)のCEOである李想(Li Xiang)氏は、「中国国内のサプライヤーを大量に起用していることを誇りに思う。消費者が中国ブランド車を買ってくれるので、国内のサプライチェーン各社を大胆に使っていく」とのコメントを発表した。李氏によると、理想の「Lシリーズ」ではチップの国産化率が最高レベルとも言える25%以上に達しており、大量の開発や実験に相当のお金をかけたものであるという。
また李氏は、購入先会社名の一部を公表している。国産チップでは地平線(Horizon Robotics)や芯馳(SemiDrive)、記憶媒体では長鑫(CXMT)、レーザーレーダーでは禾賽(Hesai Technology)、電池では寧徳時代(CATL)や欣旺達 (Sunwoda)、エアサスペンションでは孔輝や保隆、ブレーキシステムでは伯特利(Bethel Automotive)などである。
ネットでは、「国内企業を大量に起用、これがまさに理想を買った理由の一つだ。来年はEV乗用車に自社開発した炭化ケイ素のチップを搭載できるよう頑張ってほしい」、「仕入先の国内化は強く支持する。責任ある企業はまさにこうでなくては。産業の支えなくして開発は続けられるのか」といったコメントが出ている。
(中国経済新聞)