中国四川省臥竜自然保護区は、世界で唯一の白い野生ジャイアントパンダが野外で活動する完全な映像を初めて公開した。
同保護区によると、2019年4月に同保護区の標高2000mに設置された赤外線カメラが、初めて子供の白いジャイアントパンダを撮影、2020年2月にも大きくなった姿が撮影されていた。2020年当時、年齢は推定3歳前後とされ、遺伝子の突然変異によるアルビノと思われるが、通常の活動や繁殖に大きな影響はないとされた。
保護区のスタッフは4年間、白いパンダの観察を続けており、現在の推定年齢は5、6歳、アルビノによる健康上の問題は確認されていない。繁殖能力はあるのか、アルビノの遺伝子は受け継がれるのかなど多くの疑問が残されており、今後も観察が続けられる。
(中国経済新聞)