山東省淄博市の域内総生産、前年同期比4.7%増の2兆超

2023/05/8 18:15

山東省淄博(Zi Bo)市統計局は、第1四半期における同市の域内総生産が前年同期比4.7%増の1057億7000万元(約2兆610億円)に達したと発表した。そのうち、第一次産業の不変価格は前年同期比4.4%増の25億400万元(約494億9748万円)、第二次産業の不変価格は4.6%の増の507億4300万元(約9888億3898万円)、第三次産業の不変価格は前年同期比4.7%増の525億2300万元(約1兆2352億円)となり、中でも消費市場が大きく回復した。

また第1四半期の社会消費品小売総額は、前年同期比8.3%増の313億6000元(約6111億1859万円)を達成、全省の平均よりも2.7ポイント、全国平均よりも2.5ポイント高くなった。限度額以上の企業の社会消費品小売総額は11.1%増の111億元(約2163億792万円)となり、1〜2月よりも13.3%ポイント増加し、そのうち卸売業は1〜2月に比べ4.7ポイント増の9.5%、小売業は14.9ポイント増の15%、宿泊業は7.2増の16%、飲食業は19.8ポイント増の25.2%に上昇した。

ここ最近、同市の焼烤(shao kao 肉の串焼き)が中国で話題となっており、ゴールデンウィーク期間中の焼烤の注文数が2019年同時期の5.17倍に達した。東方証券によると、淄博市の焼烤が爆発的に売れている背景には、3年間に渡る新型コロナウイルスの影響による旅行需要などリベンジ消費の急増や急速なインターネットの普及などが関係している。同市の焼烤が今後ますます人気を博すことにより、大きな経済効果を生み出すことが期待されている。

(中国経済新聞)