2月の新エネルギー車販売台数、前年同月比61%増の43万9000台

2023/03/10 08:08

中国乗用車市場情報連席会(China Passenger Cars Association: CPCA)は3月8日、2月の乗用車小売台数が前年同月比10.4%増の139万台に達したと発表した。このうち新エネルギー車の小売台数は前年同月比61.0%増の43万9000台となった。

また2月における全国のメーカー卸売り台数は、前年同月比10.2%増の161万8000台となり、そのうち新エネルギー車は前年同月比56.1%増の49万6000台だった。

新エネルギー車の小売台数が1万台を超えた企業は、2月の時点で10社(前年同月より3社増加)となり、新エネルギー車全体の83%を占めている。そのうちBYDは19万1664台、テスラは7万4402台、広汽埃安新能源汽車(GAC Aion New Energy)は3万86台、上海汽車は2万3289台、吉利汽車(Geely Automobile)は2万3283台、長安汽車は1万9382台、理想汽車(Li Auto)は1万6620台、蔚来汽車(NIO)は1万2157台、上汽通用五菱は1万982台、哪吒汽車(Neta)は1万73台だった。

乗用車市場情報連席会によると、エコカー補助金の廃止により1月は新エネルギー車の販売が大きく落ち込んだが、2月に入り徐々に市場の調整が行われた。3月には、ほとんどの新エネ車メーカーが新車の販売を開始、国が推し進める消費促進政策の下、多くの省や市でも同政策が実施され、またモーターショーなどの再開により販売台数が更に伸びると予想される。

加えて、最近では炭酸リチウムなどの価格下落により、コストパフォーマンスの高いモデルの発売が加速、新エネ車市場が今後ますます加熱していくと見込まれる。

(中国経済新聞)