教育事業を手掛ける量子之歌(QuantaSing)が1月25日、アメリカのナスダックで上場を果たした。銘柄コードは「QSG」、発行額はADS(アメリカ預託株式)あたり12.50ドル(1623円)で発行株数は計325万株、時価総額は4063万ドル(約52.7億円)で、引受業者が全購入との選択権を行使した場合は総額4672万ドル(約60.7億円)に達する。シティグループと中金公司が引き受け業者となり、さらにタイガーブローカーズ、CLSA、ユニベストセキュリティーも引き受け団に加わっている。
フロスト&サリバンのレポートによると、量子之歌グループは中国の社会人向け教育市場大手5社の一つに数えられ、2022年11月30日までの登録ユーザー数は合計およそ7,510万人で、 年度末である2022年6月30日現在の有料ユーザーはのべ110万人、売上高は前年同期の17.6億元を63%上回る28.68億元(約549億円)で、調整後の純利益は5800万元(約11.1億円)となっている。
量子之歌の創業者で会長、CEOの李鵬(Li Peng)氏は上場の際の式辞で、これまでともに歩み、支持してきたユーザー、投資家、パートナー、社員に感謝を述べた上、会社の将来にもかなりの期待を示した。李氏は、「中国では『全国民が生涯学ぶ学習型の社会、学習型の大国の形成』が掲げられており、会社を 『学習型社会』への重要な牽引役として、より多くの人が勉強に励んで身に着けられるよう支援していきたい」と述べている。
(中国経済新聞)