8月8日、香港政府トップの李家超(ジョン・リー)行政長官は記者会見で、8月12日より、香港と海外との交流を促進し、国際競争力を維持するため、空港経由で海外および台湾から到着した人に対して、ホテルでの隔離期間を現在の7日間から、3日間のホテル隔離と4日間の自宅での医学観察期間の「3 + 4」方案に短縮すると発表した。
4日間の医学観察期間は、外出は可能だが、レストラン、ジム、バー、美容院など「ワクチンパス」の積極的な提示が必要な場所には入れず、マスクなしの活動もできない。ただし、医学観察期間中の隔離者は、毎日の抗原検査が陰性であれば、交通機関の利用、通勤、ショッピングモール、スーパーマーケットなどへの入店は可能となる。
具体的には、隔離検疫ホテル到着日の翌日が香港到着の初日となり、到着2日目に再度PCR検査を行い、3日目の朝にPCR検査が陰性であれば、最短で午前9時までにホテルを出て、7日目の午前9時の隔離検疫期間終了まで4日間の自宅での医学観察が許可される。隔離検疫期間中、入境者は空港到着から、2、4、6、9日目にPCR検査を受け、到着後10日間連続して迅速抗原検査を受けることが義務付けられている。
香港では、半月以上にわたって毎日4,000人以上の感染者が確認されており「高止まり」状態が続いているが、そのうち国外からの感染者の割合は5%程度にとどまっている。第5波以降、香港では合計9,327人の死亡が発表されており、そのうち95%以上が65歳以上の高齢者であった。
(中国経済新聞)