海南島三亜市が事実上のロックダウン、8万人の観光客が立ち往生

2022/08/7 16:37

8月6日午前3時、海南省三亜市は最新ニュースを発表し、6日午前6時から、社会の基本的な運営に必要となるサービスの保証、新型コロナウイルス予防と制御、緊急特別状況を除き、市全域で人の移動を制限し、公共交通機関を停止するロックダウンに入った。

多数の航空会社からの最新情報によると、本日、三亜市に関連するすべての便がキャンセル、または乗客を乗せないよう要請された。現在、三亜市へ到着予定だった便は、すでに途中で引き返し、三亜空港から離陸予定だった便は乗客を搭乗させないよう要請された。また、すでに乗客が搭乗したが、まだ離陸していない便では、乗客が飛行機から降りるよう求められ、現状では乗客を乗せていない飛行機しか三亜市から飛び立つことができない。

三亜空港が受け取った通知によると、ターミナルから出ることのみ可能で入ることはできない。空港に取り残された乗客は、その後の手配を待って市内のホテルに移動するとのことだ。それに先立ち、三亜市は全市民と観光客に対して、三亜は「戦時状態」に突入しており、一般市民や観光客が信頼できる情報に注意を払い、PCR検査をしっかり行い、必要な場合を除き外出や市外への外出を控えるようにとの通知を出した。

今日午前の時点で、三亜鳳凰国際空港に発着する便はあったが、フライトデータを取り扱うアプリ「航班管家」の6日12時40分現在のデータによると、三亜鳳凰空港は410便の発着便を計画していたが、334便がキャンセルとなり、キャンセル率は81%となった。

三亜市の何世剛副市長によると、三亜市には約8万人の観光客が滞在しており、三亜市は特別な返金作業のメカニズムを構築し、新型コロナウイルスや不可抗力によって発生した注文へのキャンセルに対して適切に、且つ効率よく返金作業を行い、観光客の正当な権利と利益を守ると漏らした。

(中国経済新聞)