7月28日、広東省佛山市の「千欣美食」というレストランの入り口には早朝から長い行列ができ、店の前には「家族にお祝い事、地域に感謝、28〜30日はインターンシップ中の学生、出稼ぎ労働者、清掃作業員の食事が無料、住民は半額」という赤い垂れ幕がかかっていた。その後、鄧氏は7月28日にお店で食事をした住民に対して料金を請求しなかったことを明らかにした。
長男が今年中国刑事警察学院を卒業し、次男が清華大学に入学した店主の鄧氏は、家族の幸せな出来事をお客さんに伝えたいと考えていた。
当日は「幸せの朝食」を食べてみたいと笑顔で話す若者や、「縁起を担いで」と子どもを連れて食べに来る母親もいた。
28日には、店の前で食事をするための行列が、朝6時から午後1時まで続いたという。
朝食と昼食の2,000食以上を提供し、通常の2倍以上の客が来店した。あまりの人数の多さに、お店では一人一回の注文に限定していた。無料サービス初日、店の冷蔵庫は午後まで空っぽで、まだお客さんが並んでいたので、鄧氏はとても慌てた。
鄧氏の店には、普段から出稼ぎ労働者や清掃作業員などが多く訪れ、今回はその常連客たちに感謝の気持ちと喜びを伝えるために、無料で注文を受けるという活動をした。また、息子たちには、将来、愛の心を持って仕事や勉強に励み、誠実な人間になって、学校の教育や期待を裏切らないようにしてほしいと願っている。
(中国経済新聞)